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VOLLMER の持続可能性の 7 本の柱 2022-05-18
概要研磨スペシャリストの VOLLMER は、持続可能性を「未来は精度を求めている。だから持続可能な研磨を。」というスローガンにまとめ、「イノベーション」、「機械」、および「企業」の領域に分類される 7 本の柱を設定しました。工具加工のための先進的な研磨機、サービス、およびデジタルソリューションの開発は、お客様、サプライヤー、および全従業員との長期的で良好な関係と同じく、決定的に重要なことです。VOLLMER の 113 年にわたる伝統にふさわしいこの革新力は、それによって企業として成長することに成功し、そしてこれからも成功し続けるための、持続可能性の根本となるものです。
「完璧であることへの熱意」- 私たちにとってこの格言は、何十年にもわたり VOLLMER 社の高い信頼性と品質を示すものとなっています。この言葉が、研磨スペシャリストである私たちの会社を世代を超えて、回転工具、丸鋸、および帯鋸加工機の国際的なテクノロジーリーダーへと成長させた持続的な行動を体現しています。このたび機械メーカーである私たちは、持続可能性についての取り組みを、「未来は精度を求めている。だから持続可能な研磨を。」という 7 本の柱で支えられているスローガンの下に統合しました。7 本の柱とは、「持続可能なソリューション」、「本物のサービス」、「お客様への誠意」、「信頼できるサプライヤー」、「従業員への誠意」、「生きるにふさわしい環境」、「私たちの会社」の 7 つです。
「持続可能なソリューション」「本物のサービス」 理念とイノベーションのための 2 本の柱
初めに理念がありました、1909 年に最初の鋸目立て・研磨機を発明して会社を創設したとき、ハインリヒ・フォルマー(Heinrich Vollmer)には理念がありました。切削工具と鋸を最大限に研磨する技術を開発するという彼のビジョンは、今日まで VOLLMER に生きづいてきました。そのため私たちは持続可能なソリューションについて、単にワットという単位で計算される研磨機の消費電力ということよりも深く掘り下げて考えています。そのため機械開発において VOLLMER は、耐用年数、エネルギー効率、自動化、資源の使用、デジタル化、保守 / サービス、そして再利用についても考慮しています。
VOLLMER の機械は、数多くの省エネルギー特性を備えています。しかしそれに留まるわけではありません、ライフサイクルが長くて、修理やリサイクルにも対応した製品とサービスには経済的にも持続可能性がある、というのは自明のことでしょう。簡単な知識ではありますが、その実践は多岐にわたる複雑なものです。VOLLMER の 113 年の歴史における経験が、すべての機械における、素材、テクノロジー、キネマティクス、自動化、およびサービスの最適な連携を実現可能にしています。そのため VOLLMER の機械は、お客様の許で非常に長期にわたって使用されています。
VOLLMER は「持続可能なソリューション」を、保守、メンテナンス、トレーニング、アップグレードまたはデジタル化のための「本物のサービス」により強化しています。「本物のサービス」は、長い製品寿命、最適な操業、そして故障した機械をすばやく再び使用可能な状態にすること、またはそもそも故障を発生させないことを可能にします。VOLLMER は世界中の 14 カ国の支社と、総合的な機械チェックのためのデジタル V@dison ソリューションにより、お客様に迅速に対応できるサポート体制を構築しています。VOLLMER のヘルプデスクオンラインはビジュアルサポートアプリを介して保守サービスと統合され、将来は、長期にわたり供給される交換部品を、各お客様専用のデジタルカスタマーポータルを介していつでもご発注いただけることになります。
「お客様への誠意」「信頼できるサプライヤー」「従業員への誠意」 人間中心の 3 本の柱
VOLLMER においては、お客様から始まり、自社の従業員、そしてサプライヤーとさまざまな団体や組織のパートナーにまでおよぶ人間が、持続可能性の中枢部となるものです。個人的な関係を長期的に強化し、公正な協力関係を構築することが重要です。そのためたとえば共同で製品開発を行う際には、VOLLMER はパートナーとしてお客様と向かい合います。サプライヤーに関しては、長期にわたる協調と、可能な限り現地調達を実現することを重視しています。
誠意は、会社と従業員を結び付ける持続的な帯と考えることができます。VOLLMER の教育への投資は平均値を上回るもので、技術者およびビジネスマンを目指す若い人たちを教育しています。柔軟な勤務時間、継続的な再教育の機会、社内健康デー、人間工学に配慮した職場、さらに余暇活動なども提供しています。多くの訓練生を受け入れることに尽力していて、職業人としての人生をずっと VOLLMER で送る従業員も少なくありません。能力を信頼のおける形で高く評価することは、家族で世代を超えて私たちの会社と誠意ある関係を続けくれることにもつながります。
「生きるにふさわしい環境」「私たちの会社」持続可能な会社のための2 本の柱
VOLLMER においては、経済性は常にエコロジカルな観点から考察されます。「生きるにふさわしい環境」と「私たちの会社」ということは、組織構造と文化を持続可能なものにする要因となります。これには、エネルギー効率に優れた加工、そして社屋と倉庫のために消費されるエネルギーということも含まれます。そのため VOLLMER はパレットあるいはカートンといった梱包材においては、それらが持続可能な製造方法によるものであるかどうかに注意を払っています。持続可能性とは、従業員と地域に対する責任を引き受けるということも意味しています。会社にとっては、将来の見通しを早期に認識し、そこから推察を導き出すことが重要になります。このことは製品とサービスだけではなく、会社の組織構造にも当てはまります。財団としての VOLLMER は長期にわたり安泰であり、世代を超えてお客様、サプライヤー、そして従業員にとっての信頼できるパートナーです。これに加えてズィークリンデ・フォルマー財団(Sieglinde Vollmer Stiftung)は若い人たちの教育をサポートし、いわゆる MINT 分野((Mathematik(数学)、Informatik(情報科学)、Naturwissenschaft(自然科学)、Technik(技術))に関するプロジェクトを促進しています。
VOLLMER グループ取締役のシュテファン・ブラント(Dr. Stefan Brand)は、「若い人の育成ということに関しては、私たちはすでに 2 回、学校外で MINT プロジェクトに取り組んでいる若い研究者に対してズィークリンデ・フォルマー賞を授与しています。私たちにとって持続可能性の中心にあるのは人です、人こそが今でも私たちの伝統と革新力のカギとなっているのです。」と言っています。